筏竿の作製 カーボンチューブラ+SKSSスケルトンシート【道具】
IPSとVSSのパイプシートキットを購入したときに、ついでにSKSSのスケルトンシートと外装パーツも買っておいたが、しばらく使っていなかった。
そして、その後友人と飯食い行った後に釣り具屋に寄ると、筏竿に使えそうなええ感じのカーボンチューブラがあった。値段は忘れたが2000円しなかったんではなかったかのう
ガイドも同時に購入。2個で数百円。
穂先は作らない(めんどくせので
穂先は使ってないのが余っておるんでそれ使う。
チューブラってこーゆーやつですかね。これはグラスですが
グリップはこれ。
東邦産業 ストレートEVAグリップ ブラック 0660。当時756円だった。
これを、適切な長さに切り、内側は穴径を少し拡大、外側は回転工具に固定してガーっと回しながら紙やすりで成型する。リール部グリップとエンドグリップを作成。
折角なんでカーボンフードも準備。値段は忘れた
ワインディングチェックは適当に家にあったものを。先端にだけ赤メタのイキリ中学生みたいなのつけて、ほかの部分はFujiの黒い安いプラスチック製か、つけないかのどちらか。
カーボンチューブラは、完成した竿が1.60mくらいが良いと思ったんで、なんだかんだで850mmほどにカット。穂先の込みは、わしが数多く所有している穂先に合わせ5.0mmにした。
仮組。
SKSSはパイプに直接つけるような軽量なタイプである。なので、前回IPSやVSSで制作した時のようにカーボンパイプを下駄にしてカーボンチューブラを通すのになんか違和感がある。カーボンパイプは使わずカーボンチューブラに直接つけようかな、と思った。軽くなるし。
仮組中の写真。まあ...これでいいか。軽快感があってええんじゃねえの。リールはいろいろ持ってるが、よく使用するであろうシマノセイハコウRC83でセッティング。
良い感じ。仮組終わり、本組。
まずSKSSの図面。これの細いほうを使用する。サイズ16のほう。
I/D15.5mmなので、スペーサテープを用い、カーボンチューブラに15.5mm近くまでギッチギチに巻く。複数個所。何度も合わせ、ギッチギチに巻く。
タコ糸とかでは巻かない。タコ糸で接着剤ベラベラにするとあとで分解できないし、スペーサテープで剛性的に十分と思ったし(個人の感想です)、筏竿でダゴチン釣りは竿に伝わる感覚ではなく穂先の目視でアタリを取る釣りだから。
グリップは接着せず、通しているだけ。サイズ的にギリギリに削っているので、接着せずともギッチギチに留まる。これも、あとで分解する可能性があることを考慮してのもの。
カーボンチューブラのスパイン出した後、リール方向をどの角度にするか決め、2液混合のエポキシ接着剤を練り込み、手早く接着していく。接着剤はよく練り込むこと。接着剤はべたべたではなく、スポット的に接着。
リール位置を決めたら、その中心線上にガイドを巻く。いやらしい金色のリールに合わせ、いやらしい金色の糸で巻いた。2か所。巻いた後は漆で固定。ここも、のちの分解を考慮しエポキシは盛らない。
一応完成。チューブラには塗装は施さない。必要ないと思ったから。
スケルトンシートをカーボンチューブラに直付けするとこうなる。リールが浮いているように見える。これはこれでけっこー好き。
穂先は、さくらの伊勢の予備が余っているのでこれを使う。色は赤。
元径はこの竿の込みに合う5.0mm。やすりで少し削って調整。
完成。テープ巻いてるのは、釣行前の写真なんで釣り針を固定しとるの。ハンドルは輪ゴムで固定。釣行時には、竿組み立ててガイドに糸通して針まで結んでクルマに積んで行く。
実釣行で3度ほど使った。良い感じ。
- カーボン胴はパワー抜群
- 合わせる穂先にもよるが、今んとこきれいなカーブを描く
- スケルトンシート所以か竿が軽い。下向きリールと合わせるとバランスも良い
- グリップ部分は細めに作ったんで力良く入り握りやすい
- 竿尻は肘位置で、大きな獲物掛けた時もタメが効く
- たまにワインディングチェックが外れてうっとーしいw
- 竿の内部に穂先を収納することを考慮してないんで尻栓はない
材料費は全部で10,000円かかっていない。
こういうの作ってると、メーカー製の高価な竿とか欲しくなくなる。