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趣味の一つの釣りのことがメインかのう

筏リール:ダイワ ST-44 【道具】

筏リールの、ダイワのST-44。

現行型は銀色で、わしの手持ちのは旧型で黒。渋い。

機能的には現行型と同じ(多分)。

片軸で下向きで使用する。現在右ハンドルであるが、左にもできる。

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ちなみに現行型はこういうの。同じに見える。

 

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www.daiwa.com

定価6400円とリーズナブル。amazonで買うと5000円切る。

 

 

道糸はフロロを80m巻いている。1.5号か2号。

手のひらにすっぽり収まるくらいコンパクトで、軽い。

値段は安いが、安っぽさはなく、質実剛健な道具といった感じ。

スプールはプラスチック製で、軽い。

ハンドル長が短く、ちょこまか巻く感じ。ハンドルノブはプラスチックで、手が濡れてたりするとたまーに滑るが、大した問題ではない。

写真ではスプールガードが見えるが、これ良い。

仕掛け投入時、船べりにリールを当ててもスプールの回転を阻害しない。

また、地べたにリールを置いてもガードしてくれる。

釣行に行くときは仕掛け作ってスプールガードに針を引っかけられる。

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仕掛けの投入は、クラッチを切り行う。普通の大きさの団子つけてると、するすると糸が出ていく。スプールの回転の軽さはセイハコウSP RC83ほどではないが、必要十分、むしろスプールが回りすぎるとラインの出方が沈下速度を上回りたわみが出るので、人差し指でちょんちょんとブレーキを掛けないとバックラッシュしてしまうのだが、このリールではそれほど気を使う必要はない。

 

ダンゴが着底したとき、このリールはドラグがないので、糸を張り置き竿してほかの作業するときにハンドルフリーにしている場合はハンドルが回ってしまい、糸がたるんでしまう。ハンドルを固定しつつ置くか(面倒)、ハンドル逆回転ロックに入れねばいけない。この点がめんどくさい。
逆回転はスルスルではなくほんのちょびっと抵抗があるといいんやけどね。ドラグついてないから無理か。

 

 

 銀色のL字型の金具がクラッチ

ON-OFFと書いているのがハンドル逆回転ONOFFレバー。ONにするとカリカリ音が出るのでありがたい。この音のおかげですぐ気づき、すぐOFFにする。

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ハンドルは釣り中は基本的に常に逆回転するようにハンドルフリーにしておき、魚とのやり取り中は人差し指で指ドラグする。魚がぎゅっと引っ張った時に人差し指をほんの少し緩めると、ハンドルがギュルっと回っていなすことができる。

 

ハンドル1回転で44cmのラインを巻き取る。

いつもこのリールを使うポイントは水深が推定40m弱位だから、仕掛けの回収時には仕掛けが流される分を入れると110~115回転位させる必要がある。地味に面倒w

朝の一投目の仕掛け回収時に回転数を覚えて置き、次回からは100回転までは全速で巻き、残り10回転くらいはゆっくり巻く(残り10回転くらいは巻きごたえが軽くなるのでわかるっちゃわかるが)。筏竿は穂先がデリケートで折れやすい。針をガイドに巻き込むと穂先を折り、一日の釣行がパーになる。

 

 

こう持つ。親指と人差し指で挟むような感じ。

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注意点として、下向きリールは板シートの竿と組み合わせると、持ち手の中指がリールシートに当たり痛くなってくる。あと、竿がツルツルしたものであると、両軸リールと比べてホールドに力がいる。魚がかかると、中指、薬指、小指のみでホールドすることになるので肘から先がけっこー疲れる。

そーゆー理由で、下向きリールはパイプシートでかつグリップはEVA素材がベストマッチと思う。

 

 

指ドラグはこう。濡れてるとけっこー滑る。

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ベイトタイプの両軸リールについているレベルワインダーは、片軸リールにはない。なのでこの写真のように1か所が盛り上がるように巻かれる。しかし不具合はないので気にする必要はない。

両軸に比べるとスプールの径が大きめなので、道糸に巻き癖がつきにくい。いや厳密に言うと巻き癖はつくが、大きめのカールなので気にならない。

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着底後ダンゴが割れて針が出たら、理論上2回巻で底から-88cm、5回巻で-220cmとなる。糸を出すときはスプールから人差し指を放し竿を軽くしゃくるとハンドルが数回転逆回転するので人差し指でパッとスプールを止め、竿を静かに下ろす。水深が40mでガン玉2B程度つけてれば水とオモリの抵抗で難なく可能。故に某メーカーのちょい出しクラッチなどは不要。

 

 

カリカリとダンゴの屑がリールのどこかに入り込んだら、海水をぶっかけると直る。このリールはタフなので気にならん。

 

 

 

釣行終了時には、糸止めに糸を止め(これが何気に良い。バケツの中で糸が出ると鬱陶しい)、ダンゴが入ってたバケツに放り込んで持ち帰る。

 

 

帰宅後はスプールを外し、野外にて真水シャワーをババーとかける。気が向いたら乾燥後にスプレーグリス(CRC556などのオイルではない、グリス。やや固い)を吹っ掛ける。

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スプールは中央の赤いボタンを押すと簡単に外れるので、真水を張ったバケツに放り込んで塩抜きをする。

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なおこのリールはいつだったか忘れたが中古釣具店で偶然見かけ、2000円と大変リーズナブルだったのでうっかり購入。不具合は一切ない。基本性能は秀逸。

 

高いリールも持ってるけど、これでも十分。リールの値段で釣果に差は出ない。

概ね良いリールです。