チラシの裏

趣味の一つの釣りのことがメインかのう

筏リール:シマノ セイハコウSP RC83【道具】

筏リールの、シマノ セイハコウSP RC83。

2019年の秋だったかな?発売された、割と新しいリール。

片軸で下向きで使用する。右ハンドル専用あるいは左ハンドル専用機があり、購入後に変更することはできない。ちなみにわしのは右ハンドル。

ハンドル長が長めでグリップはEVA。巻き心地よし。ST-44のように滑ったりしない。

f:id:apstars:20210328142702j:plain

 

 

fishing.shimano.co.jp

定価45500円。高い。なお最近出たリミテッドはもっと高い。2~3万くらいでシルバー色の廃価版出してほしい。

赤メタと金メタしか選べない。欲を言うと銀色があれば良かった。

この色のせいで連れには田舎ヤンキー中学生リールと言われるw

道糸はフロロ1.5~2.0号を80m巻いている。

 

 

人差し指でサミングするとき、このボコボコ穴に引っかかり、悪くない。

スプール径は大きめで、糸には気になる巻き癖は殆どつかない。使う糸にもよるんだろうが。

f:id:apstars:20210328143128j:plain

 

糸止めがないので、仕掛け作ってないときはスプールに写真のようなものを巻いている。糸止めはついてて欲しかった。

スプールガードは小さめだが、機能はバッチリ果たす。傷は入りやすい模様。

ハンドルの根元に見えるダイヤルがドラグで、カチカチとクリック音が出る。

f:id:apstars:20210328143227j:plain

 

わしは常にドラグを緩めに設定している。

本当はドラグって必要ないんだが、仕掛け作ったり、団子着底時に置き竿してほかの作業するとき、ハンドルを止めてくれるのですごく楽なの。

魚とのやり取りは指ドラグで行う。

 

 

ダンゴ投入時は、これでもかというくらいスプールが回るので、ダンゴの沈下速度よりスプールが回りすぎて、常にラインがぶわぁーと出る。風向きによってはハンドルに引っかかる角度で出てくるので、リールを傾けたり、人差し指でちょんちょんとスプールに触って回転を落としたりせねばハンドルに絡んでしまう。また、バックラッシュも比較的起きやすいと思われる。

10mから15mとかの浅い釣り場なら気にならんと思うが、40mほどの水深があると、けっこー気を遣う。

スプールを延々と回転し続ける「見てくれこの回転。すげーだろ?」というようなイミフな動画があるが、わしはもうちょこっとだけスプール回転が渋いほうが使いやすいんじゃなかろうかと思える。欲を言えば、調整できるスプールブレーキ機能があればベターだと思う。

 

着底はすぐにわかる。着底時には一瞬で糸がふける。そん時に人差し指でスプールストップかける。

連れの両軸リールとダンゴの沈下速度を比べてみたことがあるんだが、やはりRC83のほうが早かった。沈下時はラインから目が離せず使いにくいけど。両軸リールは、沈下時に見なくても良い感じ。

「沈下が早い」は特筆するほどのメリットではない。何秒か違うだけ。

 

クラッチは黒いレバーで、手前に引くとクラッチが切れる。この状態でスプールがフリーになるので仕掛け投入。ハンドルを巻くとクラッチが入る。

製品紹介ではレバーを中央にするとクラッチが繋がるようになりました。と言ってるが、試したことがあるんだけど、きっちり繋がらないことがあるんよね。なので使わない。

レバーを奥に押し込む間だけクラッチが切れラインが出る。このちょい出しクラッチはあんまり使わない。指が届かないことはないが、手が小さいせいかレバーが遠いので使いにくい。

 

持つのはこうやね。親指と人差し指で挟む。

下向きリールはパイプシートでEVAグリップの竿がベスト。個人的に。

f:id:apstars:20210328145130j:plain

 

このリールのいいところのひとつは仕掛けの回収が速くて楽なことじゃなかろうか。

水深が40mほどの場所だと、仕掛け回収にダイワST-44が110巻のところ、このリールはギヤ比が高いのもあり、わずか50巻ちょいで回収できる。ハンドルの回し心地はすこぶるスムーズで、これには非の打ち所がない。なんというか、ギヤの存在を感じさせないシームレスでシルキーな巻き心地。値段が高いだけはある。

レベルワインダーはついてないので道糸が偏って巻かれるんだが、特に不具合はないので気にしない。

 

 

指ドラグはこう。なおこのリール、真冬は金属スプールが冷たい。

f:id:apstars:20210328145435j:plain

 

 

使ってるときにダンゴかすがリールに入り込みカリカリ言い出したら、海水をぶっかけると直る。それで錆びたり渋くなったりするようなヤワなリールではないので心配ない。

 

 

釣り終了時には、バケツに放り込んで持ち帰り、スプールを外して真水シャワーで洗う。湯を使うとグリスが流れるので冷水で。グリスアップは気が向いたときにスプレーグリスをしゅっと。ベアリングには理由がない限り触らない。

f:id:apstars:20210328145804j:plain

 

スプールは真水張ったバケツに放り込んでラインの塩抜きをする。

このスプール高いんやろね。まあ予備とか要らんけど。

f:id:apstars:20210328145909j:plain

 

わしはヤフオクでなんかのクーポン貰った時に買った。3万弱だった。とある日に酔っぱらった勢いで入札してしまったら、ほかに入札者がいなかったw

買った理由は、わしがメカとか金属が好きで、シマノの今どきのリールを使ってみたかったから。あと、評判がよかったから。しかし個人のブログでは「良い」とか「糸がスムーズに出る」というようなことしか書いて無く、詳しいレポートは見つけることはできなかった。

 

釣果はこのリールだろうが他のリールだろうが変わらない。高いリール使ったからと言ってアタリが増えるわけでもないし。ただ、何度使っても常にいつも安定した動作であり、変わらない操作感であり、リールが原因のトラブルは一度もない。道具としての信頼性はすごく高い。

深場で使うには糸の出が良すぎて気を遣うので、初心者にはあまりお勧めできない。