チラシの裏

趣味の一つの釣りのことがメインかのう

筏竿の作製 カーボンチューブラ+SKSSスケルトンシート【道具】

IPSとVSSのパイプシートキットを購入したときに、ついでにSKSSのスケルトンシートと外装パーツも買っておいたが、しばらく使っていなかった。

そして、その後友人と飯食い行った後に釣り具屋に寄ると、筏竿に使えそうなええ感じのカーボンチューブラがあった。値段は忘れたが2000円しなかったんではなかったかのう

ガイドも同時に購入。2個で数百円。

穂先は作らない(めんどくせので

穂先は使ってないのが余っておるんでそれ使う。

 

 

チューブラってこーゆーやつですかね。これはグラスですが

tackle-net.com

 

リールシートにはスケルトンシートSKSSを使用する。

 

 

グリップはこれ。

東邦産業 ストレートEVAグリップ ブラック 0660。当時756円だった。

www.amazon.co.jp

これを、適切な長さに切り、内側は穴径を少し拡大、外側は回転工具に固定してガーっと回しながら紙やすりで成型する。リール部グリップとエンドグリップを作成。

 

 

折角なんでカーボンフードも準備。値段は忘れた

www.justace.co.jp

 

ワインディングチェックは適当に家にあったものを。先端にだけ赤メタのイキリ中学生みたいなのつけて、ほかの部分はFujiの黒い安いプラスチック製か、つけないかのどちらか。

 

 

カーボンチューブラは、完成した竿が1.60mくらいが良いと思ったんで、なんだかんだで850mmほどにカット。穂先の込みは、わしが数多く所有している穂先に合わせ5.0mmにした。

 

 

仮組。

SKSSはパイプに直接つけるような軽量なタイプである。なので、前回IPSやVSSで制作した時のようにカーボンパイプを下駄にしてカーボンチューブラを通すのになんか違和感がある。カーボンパイプは使わずカーボンチューブラに直接つけようかな、と思った。軽くなるし。

仮組中の写真。まあ...これでいいか。軽快感があってええんじゃねえの。リールはいろいろ持ってるが、よく使用するであろうシマノセイハコウRC83でセッティング。

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良い感じ。仮組終わり、本組。

まずSKSSの図面。これの細いほうを使用する。サイズ16のほう。

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I/D15.5mmなので、スペーサテープを用い、カーボンチューブラに15.5mm近くまでギッチギチに巻く。複数個所。何度も合わせ、ギッチギチに巻く。

タコ糸とかでは巻かない。タコ糸で接着剤ベラベラにするとあとで分解できないし、スペーサテープで剛性的に十分と思ったし(個人の感想です)、筏竿でダゴチン釣りは竿に伝わる感覚ではなく穂先の目視でアタリを取る釣りだから。

グリップは接着せず、通しているだけ。サイズ的にギリギリに削っているので、接着せずともギッチギチに留まる。これも、あとで分解する可能性があることを考慮してのもの。

 

カーボンチューブラのスパイン出した後、リール方向をどの角度にするか決め、2液混合のエポキシ接着剤を練り込み、手早く接着していく。接着剤はよく練り込むこと。接着剤はべたべたではなく、スポット的に接着。

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リール位置を決めたら、その中心線上にガイドを巻く。いやらしい金色のリールに合わせ、いやらしい金色の糸で巻いた。2か所。巻いた後は漆で固定。ここも、のちの分解を考慮しエポキシは盛らない。

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一応完成。チューブラには塗装は施さない。必要ないと思ったから。

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ケルトンシートをカーボンチューブラに直付けするとこうなる。リールが浮いているように見える。これはこれでけっこー好き。

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穂先は、さくらの伊勢の予備が余っているのでこれを使う。色は赤。

元径はこの竿の込みに合う5.0mm。やすりで少し削って調整。

 

 

完成。テープ巻いてるのは、釣行前の写真なんで釣り針を固定しとるの。ハンドルは輪ゴムで固定。釣行時には、竿組み立ててガイドに糸通して針まで結んでクルマに積んで行く。

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実釣行で3度ほど使った。良い感じ。

  • カーボン胴はパワー抜群
  • 合わせる穂先にもよるが、今んとこきれいなカーブを描く
  • ケルトンシート所以か竿が軽い。下向きリールと合わせるとバランスも良い
  • グリップ部分は細めに作ったんで力良く入り握りやすい
  • 竿尻は肘位置で、大きな獲物掛けた時もタメが効く
  • たまにワインディングチェックが外れてうっとーしいw
  • 竿の内部に穂先を収納することを考慮してないんで尻栓はない

 

材料費は全部で10,000円かかっていない。

こういうの作ってると、メーカー製の高価な竿とか欲しくなくなる。

 

 

 

筏竿の改造 ボロいDaiko竹生筏をVSSシート化【道具】

中古釣り道具屋で物色するのが好きなのであるが、この前、変なもの見つけた。

Daiko 竹生筏

 

これは...何?筏竿?

穂先出して、継いでみて、硬さとか調子とか確かめる。

うん、硬さとかいい感じ。長さ1.5m。

胴がしっかりしてて、パワフルな感じ。

値段みる...2000円?!やすっ

何でこんなに安いのか...

古いから?

 

...お買い上げした。

 

 

ダイコーってあれじゃろ昔あったメーカーじゃろ。

古い竿のようで、Web上に情報がほぼ無い。

現品をよく見てみる。

 

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穂先に黄色い色が固着。汚れのようだが、水をつけてみても取れない。

グリップ部がツルツルで好かん。

リールシートが板シート。手持ちリールの中で、このリールシートにつかない奴がある。リールシートが小さすぎ?

何よりも、竹を模したグリップが好きではない。

 

 

なんにせよ、このままでは使う気がしなかったので、また改造することにした。

 

 

 

Daikoリバイバルプラン(竹とか生とかいうキモイ名称は廃止)

  • リールシートは板シート→パイプシート。VSSにする。
  • グリップはEVA。グリップキット使用。
  • 長さは現状の1.5m→1.3m
  • 穂先は黄ばんだ奴をそのまま使う。
  • キモイ色を黒に塗装する。
  • こいつは今後Daikoと呼ぶことにする

 

 

シートはもうVSSに決めてる。IPSより細い。

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VSS

バーサタイル?なんのこっちゃ

婆スタイル?

 

 

グリップキットが販売されてるんで、それを使用。

EGK-VSSD16Sというやつ。2300円くらいじゃなかろうか

www.justace.co.jp

※リアグリップは、形がいまいち気に入らんかったんで少し削った。

 

 

 

 

VSSの図面を確認。購入品は、下図表の赤い枠のほう。

I/D13.0mmとある。中を通すパイプは13.0mm未満でないといけない。

がまチヌMkⅡを作成した時のカーボンパイプ(φ12.0mm×長さ500mm)が1本余っているのでそれを利用。これを自分の肘をあててリールシート~竿尻までの長さが最適になるよう採寸し、長さ350mmくらいにカットする。

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元竿、カーボン含有率が高く(99%)、けっこー硬い。

パワーのある竿に仕上がりそうである。

今回は短めの竿に仕上げたかったので1.5m→1.3mくらいにする。

加工のやり方は、前の記事とだいたい一緒。

apstars.hatenablog.com

 

 

Daiko完成。

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左がDaiko

中はがまチヌMkⅡ

右は当時制作中のSKSSグリップ部(仮組)

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実釣で使ったら、なかなか良かった。1軍昇格。

  • 竿尻長めなので肘にあてれる。掛けてから楽。
  • グリップEVAなんで全然滑らん。
  • VSSシートは細いんで下向き片軸リールと相性いい。
  • 短いのでオペレーションが楽。1.3m
  • 胴が硬いんでかなりパワフル。曲がり方も悪くない。

 

 

筏竿の改造 ボロいがまチヌ18をIPSシート化【道具】

以前、友人に、がまかつの「がまチヌ18」という筏竿を貰った。

長さ1.8mで、結構柔い筏竿。価格はそんなにお高くはないと思われる。

実釣に2度ほど使ったことがあるのだが、グリップに大きな問題があった。

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遠めに見るとグリップ部に糸が巻いてあるように見えるが、ツルツルのプラスチック。水を吸わない。すごく滑る。あとね、すごく安っぽい。まるで子供向け玩具のようだ。

リールから竿尻までの距離が短い。大物を掛けたときには、竿尻を肘にあててのやり取りができず、かなり苦戦する。実際に40cm前後のアジを掛けてやり取りした時は、握力のみで竿を保持せねばならず、掌が疲れた。大き目のチヌや鯛系の魚であれば、両手で竿を握らねばいけないだろう。

 

ほかにも竿は持ってるんで、通常ならばこの竿はお蔵入りすることになるのだが、コロナ時期に暇があったもんで、がまチヌリバイバルプランを計画。

 

がまチヌMkⅡ(勝手に命名リバイバルプラン

  • リールシートは板シートよりパイプシートのほうが好み。
  • グリップは滑らない材質で。
  • 組み合わせるリールは上向きの両軸リールあるいは下向きの片軸リールどっちも違和感なく使えるよう。
  • 長さは現状の1.8m→少し短く。
  • 汎用品のパーツを使い、変に高価にならないこと。
  • 柔目の元竿のバランスそのままで。

 

情報収集開始。

リールシートはやはり富士工業(Fuji)でしょう。

ということでFujiサイトその他にてリールシートを調べたら、わしに向いているリールシートは、結果的には以下の3モデルにしか行きつかないことが分かった。

IPS

VSS

SKSS

 

 何故か?

それは、IPSとVSSには、グリップキットというありがたいキットが存在するから。

www.justace.co.jp

 

グリップをリールシートに合わせて自分で削るとか至難の業。出来合いで2000~3000円なら、買ったほうが早い。ちなみに、このキットは、福岡市界隈ならキャスティング福岡店に置いてある。

 

castingnet.jp

 

※SKSSは、スケルトンシートと呼ばれる、パイプに直接取り付けるタイプ。ブランクスを自分で調達し、ガイドをつけ、グリップは自分で成形して作る必要がある。このタイプも製作したがこれは後日。

 

がまチヌMkⅡのリールシートは、IPSとした。早速EVAグリップのキットを購入。

IPSとVSSの違いは、グリップの太さ。IPSのほうが太い。形状はよく似ている。

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 IPSリールシートの図面を確認。

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図面から判断すると、中を通るブランクスは、15.0mm未満でないとならない。元竿はグリップ根元ギリギリで切断したとしてその部分が太さ9.5mm位と細いので、そのままではがっちりと接着できなさそう。あとね、元竿のみでは竿尻までの長さには足りない。カッコ悪いだろうし。

 

これは...何かしらパイプで下駄を履かせねばいけない。

 

やっぱパイプはアレですか。

 

そうよね。

 

これしかないですね。

 

 

 

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カーボンパイプです。

黒鯛工房の竿など見てるとチラリと見えるカーボンパイプ。

格好いいし、剛性も十分、軽さも有利。

 

 

購入したのはこちら

ARRIS 3Kカーボンパイプ 光沢表面炭素繊維管 カーボンファイバーチューブ 中空チューブ 外径 12mm x 内径10mm x 長さ500mm 平織 (2本)

www.amazon.co.jp

2本で2110円。

見た目はツヤツヤの光沢で、カーボン繊維の具合もカッコええ。

 

 

 

 

作業当日、準備するもの

  • 元竿
  • IPSグリップキット
  • カーボンパイプ
  • 2液混合エポキシ系接着剤
  • スペーサーテープ
  • 糸鋸
  • 紙やすり

 

 

仮組。カーボンパイプにリールシートとグリップを通し、自分の肘にあてて、カットする長さを検討し、テープを巻いて切断する印をつける。長めが好み。ちなみに350mmくらいの長さでカットした。

 

なお元竿は、グリップぎりぎりで切断することは確定している。やはりテープでカットする位置に印を入れた。切断時の表面保護も兼ねる。

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安っぽか~

 

 

 

 

元竿をテープ位置のところで切断。切断面を紙やすりで磨く。

カーボンパイプを350mmの長さで切断。切断面を紙やすりで磨く。

切断した元竿径9.5mmなので、カーボンパイプにすんなり入ったんで、2液混合接着剤を練り、元竿に塗り、カーボンパイプの所定の深さまで押し込んで接着する。接着完了まで10分。

次に外径12mmのカーボンパイプにスペーサーテープを巻き(しまうまのように巻く)、内径15mmのIPSシートにキツキツになるように調整。カーボンパイプとIPSシートを接着する。

ワインディングチェックは、先に入れてテープなどで仮止めしておく。

最後にグリップエンドとか接着したりして完成。

 

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竿尻のキャップが無いんで、ウイスキー瓶のふたをねじ込んどる。ブラックニッカだと緩い。トリスがベストマッチする。

最近では釣行後、竿本体の中に穂先を入れ、めんどいんで尻はテープで留めるw

 

ワインディングチェックは飾り。釣果にはカンケー無い。

そんなもんに要らん金掛けたくない方は、Fujiのプラスチック製ワインディングチェックが良いと思う。安価。色は黒なんだが、実にさりげない(そっけない)。材質はプラスチックで高級感はない。しかしオラオラ中学生みたいに自己主張しないところが〇。

 

 

塗装は、「がまチヌ18」のロゴが消えるんでしなかった。

 

 

 

 

後日、実釣で、このがまチヌMkⅡを使ったら...。実に良くなった。1軍昇格。

  • 持ってる竿の中では長め(1.75m)
  • 胴が柔らかく、掛けると竿全体できれいなカーブを描く。
  • パイプシートに替えて軽くなり、バランスも良くなった。
  • 掛けたとき竿尻を肘にあてるとやり取りが楽。
  • グリップEVAなので全然滑らない

 

 

 

 

新宮漁港 アジサビキ【釣行記】

先週に引き続き、アジでも釣りに行こうかと。

中国アミ1kg 200円、家にストックがあった。

 

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竿:PRO:TRUST REALISTA 小継 磯 1.5-270
ofuji.jp

リール:シマノ  99エアレックス2000
www.shimanofishingservice.jp

 

 

2020年12月6日 日曜 アジサビキ釣り

実釣:3:30~7:00
天候:曇り
気温:4℃~8℃
潮:小潮 干潮6:19
風:やや強い
波:港内、凪
場所:新宮漁港
同行人:なし

 

 

2:55 起床、飯は赤いきつね王将戦、藤井てんてーが解説しとったんで見る。

3:25 家の近所。コーヒーと茶を買い出発。

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3:45 新宮漁港着。気温が4℃しかない。寒い。こげん寒かとに人が結構いる。

4:10 大波止の先端から50mくらい手前で開始。

4:15 3投目くらいでアジゴ

 

 

ちゃぽーん。ん?なんか落ちた?

アミをかごに入れるスプーンを誤って海中に落としてしまうま

なんか代わりのいいもんないか...?

仕方なくはさみでカゴにアミ詰めるが、すげーやりづらい

 

 

あまりの寒さに、カッパの下だけ着足す

途中タックルトラブルとかもあり、釣りしてない時間が長かったorz

アジゴは食う分だけキープし、あとは海へリリース。

6:00~6:30くらいが一番釣れたかのう~

 

 

今日は、良いときのように入れ食いれはなく、散発気味で、横のおっちゃんとか全然釣れてなかった。大波止の先頭のほうはまぁまぁ釣れてたという情報があった。

明るくなると、パタッとアタリがやんだ。そろそろやめるかのー

 

 

7時過ぎ。道具洗って撤収準備。人まあまあおったけど通常よりは少なかった印象。

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わしの居った場所に青年来る

「あ、もうやめるけんここよかよ」

特大のウキを付けた6本針の下カゴ仕掛け。

少しの間、興味深く眺める。。。

青年、水くみバケツはどうした。サビキでは必需品だぞ。

仕掛けを足元に。水深推定2m

この時間帯は干潮の下げ切ってからの上げ2分くらいかのう。

それもあり足元は水深がないのだが。もちょっと投げりーよ。

釣れん。。。

帰るか。

 

 

今日は2馬力ボートがやたらと多かった。

んで、堤防の近くでなんか釣りしてたが、そんな近くで何釣ってるんだろうか?

そこからやったら、堤防から釣ってもあんまり変わ(ry

 

7:45 撤収

 

 

8:00 途中新宮アングルに寄り、次の釣行のアミを購入(ダゴチンあるいはサビキで使おう)。釣行の前の日、釣り具屋へ買いに行くの面倒だから。

 

 

8:30 帰宅

9:00 道具洗い完了

 

 

魚捌いた。今日も刺身。

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今日は10時から買い物とか給油とか

昼から友人たちと牡蠣小屋へ行く。

 

 

アジを手っ取り早く捌く【雑記】

アジがたくさん釣れると、捌くの大変。

 

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自己流ですが。。。

 

 

(1)まず上から水色の線のように包丁を入れる。背骨が切れたらそこで包丁止める。胸ヒレと腹ヒレを頭側につける角度で。

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(2)頭部を下に引っ張り、頭を落とす。ここで、胸ヒレ、腹ヒレ、内臓まで全部取れる。軽く水洗いして水気を除去する。

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(3)水色の線の部分を、皮一枚切る。小さなアジは背びれ側だけでもいい。

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(4)矢印の位置を指でつまみ、皮を剥す。ウロコとぜいごまでバリバリと全部取る。

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以上水洗いと呼ばれる下処理。

その後は、お料理に合わせ、このままでも、三枚おろしでも、開きでも。

 

 

【小アジ刺身めんどくさい編】

小アジの刺身ってうまいんだけど、半身で一切れしか取れん。その労力に対する対価が非常に小さいので、嫌われがち。ちまちまと作業すると非常に時間がかかるのでうちでは次のようにオペレーションする。

(↑で下処理の終わったアジを用いる)

  1. 水500ccに塩大さじ1杯を入れ、30×20cmくらいのトレーに注ぐ。
  2. 小アジを大名おろしでガッとおろす。
  3. 腹骨はすく。黒い腹膜も一緒にすく。血合い骨は取らない。
  4. 身は塩水トレーに放り込む。2~4を繰り返しやる。
  5. 身を塩水トレーから引き揚げペーパータオル上に並べる。
  6. 水気を切ったらラップして冷蔵庫へ。

もしかしたらお料理の先生的にみると間違っとるのかもしれんが、処理は早い。

 

 

正しい捌き方も貼っておく。なお↓このサイト、情報が膨大で、見てて楽しめる内容。

temaeitamae.jp

 

 

使っとるナイフ【道具】

今、釣りで使っとるナイフのことでも。

現在では、モーラナイフを使っている。Companion Blackとゆうモデル。スウェーデン製。

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2019年に買ったときはamazonで2000円くらいだった。

www.amazon.co.jp

ナイフに求める条件がいくつかあって

  • 柄と刃が折り畳みでなく一体型がいい
  • 鞘はハードケースがいい、材質は何でも
  • ステンレスで錆びずメンテナンス楽なもの
  • ある程度の刃渡りがある
  • ハードに使ってもおk

これを全部満たしそうなのがモーラのナイフだった。

理由をそれぞれ詳しく書いてみよう。

 

ナイフは力を込めて使用するシーンがあるので折り畳みでは「カクッ」とか不意に閉じたときに怪我が怖い。これはすげー怖い。丈夫な一本成形であること。

同じ理由で、「刃の収納が折り畳み式」はダメで鞘はしっかりしたものが別体であること。革でも木でもプラスチックでもいい。

無精者なのでマメに手入れをしない。錆びる奴は錆び落とさねばいけん。タックルバックに入れて放置とかするので。刃は研ぐけど。ごく稀に。

50cmくらいの鯛系の魚を捌いたりもするので、ある程度の刃渡りが無いとつらい。ポークビッツのようなチビ助では使いづらい。

魚の太い骨を断ち切ったり、ロープ切ったり、木を削ったりもしなくはないので、フニャちんやヘナちんではダメ。

 

だいたいは、釣りの現場で、小舟の上で使う。日曜釣行で翌日が仕事の時、夜帰宅して魚を捌くのがつらい。なので、舟の上である程度捌く。アジなら腹出して皮剥ぎまで(絞めるのは首をへし折る)。鯛系ならナイフ脳天ぶっ刺して締め、腹出してウロコ取りまで。ここまでやっとけば、帰宅後3枚におろすだけでいいので楽。

 

1年くらい使って感想など。

よいとこ

  • シルエットがかっこええ
  • 鞘はプラスティックで洗いやすく清潔
  • 鞘はナイフ入れてカチッと押すだけのクイック装着、不意に外れやすくもない
  • グリップ握りやすい
  • お値段お手頃
  • 小さいので収納楽

 

うーん。ちょっと...というとこ

  • 買った直後は微細な傷がある(電動工具にバフ付けてピカールで磨き鏡面仕上げしたからこれはもうない)。
  • ステン故かすぐに切れなくなるのでマメに研がねばいけん
  • もうちょっと大きな刃が欲しいときがある。出刃包丁には敵わない
  • 錆びないわけではない。わずかに錆びる。釣行後は水洗い必須(注油はしない)
  • 高級品とゆう感じはせんね。工芸品ではなく単なる道具。

 

もうちょっとデカかったら言うことなしやった。

 ちなみに、ランボーでスタローンが使ってそうなゴツイやつも持ってるが、これはもうほぼ釣りには持っていかない。でかくて邪魔。ほぼ鉈。

足して2で割ったくらいがちょうどよかけどね。

 

 

↓はカートップボーターNoraさんのチャンネル。

釣りキャンプ動画が多数ある。

この動画の中で、モーラナイフが度々登場する。

www.youtube.com

 

新宮漁港 アジサビキ【釣行記】

なんとなく、アジでも釣りに行こうかと。

新宮漁港はうちから15分ちょい。

前日、釣り具屋で餌を購入。中国アミ1kg 200円、こんだけ

アジパワーはストックがあるのでそれ使う

 

竿は3軍のボロイカダ竿1.5m、ダイワのやつ、リールは十数年前から使っているボロボロの安物スピニング、道糸ナイロン3号

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イカダ竿を使う理由は...ない。気まぐれ。リールはもう年代もんで、プラパーツのメッキがはがれ下地の色丸出し。リアドラグは何気に便利。

サビキは針3本のショートサビキ7号。針大き目、糸太目(幹糸4号、ハリス2号)。ショートを好んで使う理由は、絡むのヤなんで一荷(連掛け)まで待たないし、今回竿が短いし、絡むと真っ暗なために仕掛けの交換が大変だから。絡んだら解かず破棄する派なんで仕掛けは5~6枚くらいは持っていく。以前は小針・細ハリス・6本針でやってたが、絡みやすいんでやめた。

ちなみにダイソーの100円サビキ仕掛けには、ショートサビキがある。ショート3本針仕掛けが2つついて100円。これもよく使うし、高いサビキ仕掛けと同じようによく釣れる。仕掛け全長は1mくらいで扱いやすい。糸が細くてすぐ絡むけど。

 

ウキは電気ウキ8号(あかりちゃん)。わし電気ウキがスコーと入っていきぼわーと海がぼやける様が大好きである。

fujitoki.co.jp

カゴは上かご。小さいの。アミは小さじ一杯入れる。
ゴムヨリトリ付きで、ショックを吸収する(らしい)。

www.takamiya.co.jp

ヘッドライトは必須。ないと、なーんも見えん。わしは頭にかけるとズレやすいけん首にかける。USB充電式のもの。点滅機能とか赤ライト機能とかあるが、要らん。

www.amazon.co.jp

近くの釣り人が、デコにヘッドライト装着したまま釣りしとったが、非常に迷惑。顔がこっち向いたときは眩しいし、たびたび海面照らすし。不要時は消せ。

ランタンとかポータブル投光器とかも釣り人が多いときは常時点灯はダメよ。なんというか、明るい光源があると視界が悪くなるの。運転中は室内真っ暗じゃないとよく見えんじゃない。あれと一緒。

 

水くみバケツは必須。ロープは長さ8mほどあるといいかの。

アミは1kgを3Lタッパーに入れ、アミが溶けると投げるときアミ汁が飛び散って汚いのでアジパワー混ぜ、小さじでかごに入れる。1kgもあれば、朝釣りをやめるころには丁度なくなる。

チューブのやつは...使わない。割高でなんか果物みたいな変な匂いするから。

 

 

2020年11月28日 土曜 アジサビキ釣り

実釣:3:30~7:30
天候:曇り
潮:大潮 満潮7:54
風:強い
波:港内、凪
場所:新宮漁港
同行:なし

 

2:10 目覚めた、目覚ましは2:50にセットしとったが、やることもないので起床

2:20 カップうどん豚汁味を食う。将棋番組で銀河戦やってたんで楽しむ。プロ対アマでアマの勝ちだと?!

3:00 出発。家の前の自販機で缶コーヒーとペット茶購入

 

写真撮っておくと、画像ファイルのタイムスタンプで行動してた時間がわかるから、何枚かとる。忘れっぽいけんのう

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3:20 新宮漁港着。当初はいつも釣りの時着て行くジャンパー羽織ってたが、気温11度で風がかなり強く寒い。車の中にN3-B(ロシアの兵隊みたいなあったかいやつ)常備しとるんでそれに着替える。N3-Bの上から腰巻の自動膨張ライフジャケット装着。準備よし

3:45 大波止へ。こげん朝早かとに、先端付近にはけっこー先客が。10名くらい?あんたらも好きやねぇ。なるべく奥に行きたいがスロープ手前にした。釣り座確保。左はフカセしている人、右は今のところ誰もいない。

3:50 釣り開始。

4:10 フカセ氏とわしの間に左にサビキの釣り人強引に入るw まあ3mくらいあるんで気にしない。わし短竿だし。

4:20 釣り開始して30分経過。おかしい。アタリが全くない。周りを見渡しても、誰も何も釣れてない様子。いつもなら1投目から電気ウキがスコーンといくんだが。ピクリともしないが。気温が低いから?

4:30 右にサビキ釣りの人入る。

4:50 ウキスコーンからのファーストヒットアジゴ。ちっさ

6:00まで アタリがないとですけど。たまーに単発で釣れるが、あとが続かん。気温が低いんで寒かぁ。風ビュービュー吹く。

6:30 夜が明け始める。アタリがたまーに出始める。

 

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実は泳がせもしようかと、それ用のロッドも持ってきてたんだが、風の強さ寒さと活き餌のアジゴが貧果のためにそういう気が起こらず。左右の釣り人との間隔も狭いけん仕掛けが絡むのも心配やし。

小学校低学年くらいの子供釣れた親子見る。竿持って来とるんで釣りじゃろ。子供、ライフジャケット来てない。落ちたらどげんするとやか?この位置から落ちたとして、陸地側へ泳ぐと、軽く150m以上ある。堤防の先端側へ行くと50mほどでテトラに上がれそうだが、たぶん自力じゃ無理で、他人の手を借りないと上がれない。落ちたらどげんするとね?

 

左のサビキ師と右のサビキ師はどうやら知り合いらしく、何やら話している。

右「釣れるね?」

左「いっちょん釣れーん」

右「こっちもばーい」

どうやら右は1匹、左は5匹ほどらしい。

「ブリが安かったばい。1500円」

釣れんけん暇やけん聞き耳立てるw

「脂が乗っとらんやったー」

それヤズじゃなかと?ブリが1本1500円なら、安い!

 

シャレでセレクトしたイカダ竿使いづらいw

竿の長さより仕掛けが長く、遠投ができないw

ガイドが小さいんでウキ留めが引っかかる

それでウキ留め位置が変わる、というか穂先折れそう

今度はいつもの磯竿にする

 

釣れないからか、左右サビキ師そろって帰った。

7:00 頑張って数匹追加、中アジが1匹混じる。

7:30 左のフカセ師、なんかかかるがばらす。この人、わしが来た時から頑張って釣りしているが、なんも釣れてない様子。

7:35 右におじさんの釣り師来る。

オジ「ここ入っていいですか?」

わし「どーぞ」

...おじさん道具が多いのう。まあええか

 7:40 アタリがさっぱりない。

7:45 餌もなくなり、終了

 8:00 海水を汲んで道具洗い、片付け。現場に水流して清掃。ゴミ拾う。

隣のおじさんまだ仕掛け作ってる。

ボケーっと周囲を眺めながら煙草タイム。茶。

ふと、おじさんが話しかけてきた。

オジ「釣れよるですか?」

わし「いや、今日は駄目やね。寒かけんやか」

※去年の冬は暖冬というのもあったが、12月~2月でもコンスタントに釣れてたが

オジ「わたし、今日ここが初めてなんです」

わし「ふーん。そうなんですか」

オジ「普段は、須崎ふ頭とかで投げ釣りやってます」

わし「ふーん。そうなんですか」

オジ「わたし、今日ここでフカセするんですが初めてなんです」

わし「ふーん。...ん?」

フカセデビューがここだと...?!

見ると、真新しい竿とリール、新品のバケツ、新品のひしゃく等々

オジ「誰も教えてくれんけん、youtubeで勉強してきました」

わし「え?w(まるでわしの船舶免許の実技練習みたいじゃないかw)」

新品バケツに、袋餌ちびっと入れ、海水入れてしゃもじで混ぜ始めたw

しゃもじ!見てるとなんかほほえましいというか、楽しいw

アミやらオキアミは入れてない様子だ

オジ「あ。海水入れすぎたかな?...撒餌は...こうですかね?」

わし「...(どうコメントすればいいのかわからないw)」

オジ「師匠がいないんで、自分で考えてやるしかないのです」

 

 

ほほー、その心意気、グレート。

 

 

そのおじさんの健闘ぶりを眺めていたがったが、いろいろやらにゃいけんことがあるんで、後ろ髪惹かれつつ退却

 

わし「がんばってくださいねー」

オジ「ぁぃ」

 

8:25 新宮漁港を出発

8:45 帰宅

9:15 道具洗い完了

 

Oh、貧果。10匹...

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30分で刺身に

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夜の酒のツマミやね。
剣菱買ってこにゃいけん。

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