使っとるライジャケ【道具】
貸し船を借りて釣りをするときはライフジャケット必須である。
船に乗るときは「国土交通省型式承認品」である必要がある。いわゆる「桜マーク」付きの「TYPE A」でなければならない。安物でよくある「CE認証済」とかいうのがあるが、船はそれじゃダメ。
ライジャケというと、たいていの人はこういうのを想像するんじゃなかろうか。
浮力材が発泡ポリエチレンであり、ボンベ不要。安心感では一番ではなかろうか。価格も安く、3000円くらい出せば手に入る。
うちにもひとつある。人に貸す用。でも、かさばるし、見た目あんまりイケてない。
今はこいつを使っとる。
高階救命器具のBSJ-9320RS。
水感知機能付きの、膨脹式ライフジャケット。
腰巻タイプである。寒いときフードをよく被るので、肩掛けタイプは邪魔なの。
実際に使ってみると、コンパクトで装着感が無く、釣りの邪魔にもならず、快適。ウエストバッグを前に、ライジャケを後ろに装備してもとくに問題はない。
大きな特徴は、非常にコンパクトなこと。タックルバッグにすっぽり収まる。
幅30cmちょいしかない。メーカーサイトには「レールシステム」という画期的な作りでこのコンパクトさを実現したとある。コンパクトだが浮力などは一般的なモデルと変わらない。
左右が指定されている。
ベルトにはアジャスターがついており、ウエストサイズに合わせることが可能。防寒着なんかの上着を着たら、その上から巻かにゃいかんのでやや緩くしている。
桜マークとTYPE Aの刻印は、本体マジックテープを剥がすと出てくる。ホイッスル(笛)も中にある。
膨張用のボンベ。使用期限があり、期限を超えたら交換せねばならない。
作りは非常にしっかりしており、さすがMADE IN JAPAN。
ダイワやシマノのライフジャケットって、ブランド料が入っているのでお値段お高め。中身は高階や藤倉のOEMなので機能や品質は基本的に同じ。あと、釣り具メーカーのロゴが入っているアイテムって、できればあんまり使いたくないの。「ダイワ派」でも「シマノ派」でもないので。どちらのメーカーも好きなんだけど。
高階救命器具。ライフジャケットの国内トップメーカーである。
高階救命器具株式会社/Takashina Life Preservers Co., Ltd.
ダイワのDF-2220って、中身はこの高階BSJ-9320RSと同じじゃないかね。
DF-2220が定価22400円、BSJ-9320RSが定価16500円。
落水時は胴体の周りに浮き輪のように膨らむらしい。
まだ落水したことがないので、作動感はわからない。