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実技試験 注意点【福岡で独学で船舶免許】

実技試験で注意するところとか。

#船に触ったことがないやつが言うのもちょっとアレだが

 

実技試験例

実技試験例

上図は、JMRAのサイトにある図。

順番はこの通りではない。だが、順番が違うが全部やることになる。各パートを独立して覚え、どのような順番であってもスムーズにできるように。

大体は2~3名ほど乗船して、順番は適宜交代する。受験番号1,2,3の順番で前半をしたら、後半は3,2,1の順になるかもしれない。

発航前の点検は、いくつかあるうちの一部をやる。

ロープワークは、7種類のうち1種類だけやることになる。

 

ロープワークは、web上で転がっている手順を単純に覚えるだけでは、逆さ方向から結ばねばならないときに少し不安が残る。ロープの結び目状態を覚え、よく観察し、結び目があっているかどうかを一瞬で見分けれるようにしておく。

ちなみに、クリート結びは巻き結びの変形である。最初に一回転する動画や半回転する動画があるが、どっちでもいいのではなかろうか。わしは1回転してる。

西福岡マリーナの桟橋の係留施設はすべてクリートに見えた。クリート結びだけは完璧にマスターしておくといい。

 

各科目には時間制限がある。終わったら必ず「終わりました」と言う。でないと、時間オーバーとみなされる危険がある。

船が前進しているとき、「終わりました」宣言の後、試験官が無言のときがある。5秒おきに左右を確認し、「右よし、左よし」を入れる。まっすぐ前だけ見てるのは駄目。

 

安全確認は大切。誰もがそう言う。

このうち、後方へ移動し船尾周りを確認するタイミングは3回。最初の発進時、後進時、離岸時である。その他のでは、しなくていい。

変針の場合は、右変針なら「右よし、右後方よし」左変針なら「左よし、左後方よし」停止なら「後方よし」。これは、全周確認する暇がないから。わしの考え方なんで、間違えてるかどーかは知らん。

停船→発進時とか、船の状態が変わるときは無難に「前方よし、右よし、左よし、後方よし」でいい。

 

各試験項目中、難しいのは、個人的には着岸と救助。どちらも、風を読んで低速で操船するという共通点がある。わしは風上から挑むようにした。風向きは、どこかにはためく旗を見るといい。どこにでもある。救助の時はブイの旗。着岸時はどっかその辺の旗。係留時は、試験艇のマストの旗。youtubeを見て、どんなところを見るといいかあたりをつけておくといい。

船の位置と船首の向きってすごく大事。開始時に目標物を見つけ、頭の中でトレース線を描き、こまめにハンドルを切りながら、その線をトレースする。しかし着岸と救助は、ボートフックという神器を使えるので、無理はしなくてもある程度はカバーできる。ボートフックでカバーできる範囲は、2mくらいかな。

 

船の操船は、ハンドルとレバーで行う。普段車に乗っている人であれば、違和感はあまりないだろう。異なるところは、車はブレーキを踏めばぴたりと止まるが、船は風や潮で常に流れるというところ。これを加味すれば、変針や蛇行などは結構簡単と思える。

変針や蛇行では、ハンドルは2時の位置を右手で持ち、左回転は9時、左回転は7時の方向までの右手を持ち替えない回転とする。つまり半回転。

救助や着岸はこの限りではない。くるくる回すこともあるかと思うが、中立位置は覚えておく。必要であれば、試験艇が船外機であれば船外機の角度を見る。

レバーの中立位置は確実に確認しておく。わしはこれが甘かったので、救助時に中立を出すのに少し苦労した。え?中立入ってる?中立どこ?と。レバーの中立位置を目で覚えておくのがいいみたい。

 

そして大事にしたいことがある。

安全確認を怠り、万が一衝突したら、多大な修理費とか、相手への賠償が生じる。それを防止するために、安全確認をする。

救助の時は、ブイをブイと思わず、我が子と思えば、ぶつけたり轢いたりできんじゃろ。危ないけん接近時はスクリュー止めるじゃろ。まして救助失敗とかできんじゃろ。

試験艇を、自費で買った大事な新艇と思えば、着岸時にぶつけることとかできんじゃろ。もちろん、他人の船にぶつけるのはもっと駄目だが。

ボートフックで離岸するとき、ボートフックの先を使うと折れるので、手元側を使う。折れたらまた買いに行かにゃいけんけんね。

そんな気持ちをもって試験に臨めば、きっといい緊張感が生まれるんじゃなかろうか?