学科と実技の間の空き時間【福岡で独学で船舶免許】
外へ出ると、11月中頃というのに、温かい。いや、暑い。
カッパとか持って来とるが、使わんちゃなかろうか?そう思い、実技試験を受けるにあたり、必要なものを考えてみると、持ってきてるものは全部いらん。受験票もいらないと試験官が言ってたし。荷物は全部車の中へ置いて、手ぶらで試験を受けることにした。
桟橋を確認すると、クリートしかないように見える。よってクリート結びを復習。何回やっても、普通にできる...。
岸壁をのぞき込むと、40cm近いチヌが、なんか食いよる。なんかの貝?
試験艇が本当に船外機なのか確かめようとするが、大きなクルーザーの陰に隠れて見えない。
あー暇ぁー。
駐車場の車の中で待機してるのも暇なんで、実技の集合場所へ行き、本当にここで良いのかどうか確認することにした。1組の実技試験開始11:30となり、試験員が集合場所へ来た。あー。わしは違うよ。
「アンタ4番よね?」
「何で知っとるんすか?」
学科が早かったから印象に残ってるんじゃろうか?
1組の3名集まる。そそくさとライフジャケットを装着し、試験員とともに桟橋へ向かった。
わしも後ろのほうからついていき、桟橋の手前で止まり、ゆっくり観察することにした。あー。やっぱ船外機やな。電装系とか燃料系とか、youtubeの船とは違うかもしれんなとか考えてたら、向こうから一人のおじさんが歩いてきた。もしかして受験生だろうか?とすると、教習であの船外機の船に乗った可能性大だから、これはチャンスかもしれない。
「失礼、実技受験される方ですか?」
「そうですよ」
「実技講習は受けたとですか?」
「受けたよ」
「あれ、船外機やけど、同じ船?」
「そうよ」
おっとこれはラッキー、おじさん、わしが独学で一発取得を考えていることを知ると、いろんなアドバイスをくれた。試験艇の補器ルーム(電装系・燃料計)のことや法定備品の場所とかが特に知りたい。
- エンジン船外機だが、船内外機エンジンルームと同じようなところが同じように空く
- 電装系(メインスイッチ、バッテリー)は、動画と同じく左舷側
- 燃料系(燃料コック、燃料フィルター)は、動画と同じく右舷側
- タンクは半透明で中の燃料残量が見えるので、燃料の量はここで確認する。メインスイッチはひねらない。
- 船外機はオイル関連の点検ではエンジンカバー外さねばいけんので試験に出ない
- 法定備品(信号紅炎、バケツ、あかくみなど)は、後部座席の間の床下にある
- 安全確認大事(みんな同じことを言うとですw)
ありがとうおじさん!有力な情報を得る。
1組が帰ってくるまで、まだ40分はあるので、飯食いに行った。
戻ってきたのは12:15くらいかのう。そろそろ待ち合わせ場所へ行く。
すると、2組で一緒になる受験者が居た。ん?さっき見かけた若いねーちゃん?
2組はこのねーちゃんとわしの2名だけである。
きれいな人で、いらんところで緊張してしまうま
とりあえず挨拶。
「よろしくお願いします」お互い
「スクールで練習してますよねやっぱ」
「そうですね、でも1日だけで、3時間くらいですかね」
「わし船さわるの今日が初めてなんよ」
なに言ってんのこいつ的な微妙な表情される。
そして、1組が帰ってきた、ちょっと遅れて12:45だった。
1組の同志よりライフジャケットを受け取り、装着→いざ出陣。